私たちが小さい頃、夏と言えば「海」でした。中でも梅津寺海水浴場は、夏休みともなると、これでもかというくらい人がいたものです。その梅津寺海水浴場には、伊予鉄高浜線の線路の反対側に、お風呂がありました。海水を引き込んで沸かしている「塩湯」で、海で唇が紫色になるまで泳いで、帰りにお風呂に入って帰るという記憶が残っています。

今では、海水浴場としての機能も、遊園地も無くなってしまいましたが、こうやって思い出は記憶の彼方にしまわれてしまうんですよね。時代の流れとともに年齢をひしひしと感じてしまいます。
ただ、駅のホームのフェンスには、いまだにハンカチが結びつけられ、風に揺れています。せめてこの風習?くらいは残って欲しいなと思う今日この頃です。