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三津浜歴史探訪 その19 松山で一番最初に上水道が整備されたのは三津浜

  • 執筆者の写真: mitsuhamahanabi
    mitsuhamahanabi
  • 2015年2月5日
  • 読了時間: 1分

更新日:2024年10月22日

温泉郡三津濱町の久松定夫町長が就任と同時に発表した大事業。三津の人々にとって長く悩まされた水問題の解決はそれこそ町民全体の念願でした。古くから三津は海に近いことから、井戸を掘っても海水が混じる、松山からの宮前川への汚水垂れ流しによる土壌汚染の影響などで、水に困っていた地域(以前に紹介したお茶屋井戸と辻井戸は何故かきれいな水が出ていた)。それにより水売りが桶に水を張って売って歩いたが、当然ながら一部にしか供給されず、多くの住民は水に苦しんだ時代が長かったようです。



大正15年に上水道事務の取扱開始。昭和3年6月に水源調査を開始し、昭和5年4月に着手の後、昭和6年4月に給水を開始しました。この時にかかった総工費は40万円でした(当時の貨幣価値から考えると現在の20億円程度)。


ちなみに松山市で2番目に上水道が整備されるのは道後湯の町で、昭和11年1月のことでした。松山市内に給水が開始されるのはなんと三津から数えて22年後の昭和28年3月で、その翌月に水道局(現公営企業局)が設置され、上水道創設事業が完了するのは昭和36年のことでした。その後も拡張事業を続けて現在に至っています。

 

皆さん、水は大事に使いましょうね!



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